one-apple 起業訪問記9 「ジュエリーと事業のデザイン力が結実」 |
お客さんからのアイデアもデザインのヒントになると話す桑原ヒロミさんの |
有限会社「工房ガラ」とジュエリーショップ「ガラ・ドゥ」のオーナー兼デザイナーである桑原ヒロミさんが会社を始めたのは20年前、店舗は10年前からだ。大学時代は美術史を専攻、その間、自ら制作を手掛けてみたいとジュエリー加工を始めた。 すでに指輪、ネックレス、ブローチの装身具3点にそれぞれ400種のアイテム。創作アイデアのみなもとは? 「廃墟」だそうだ。デザイナーの視点は壊れゆくものの中に壊れない美をみているのだろうか。風化した色彩や造形のおもしろさなのだろうか。 もう一つの特徴をあげるとすれば、価格の設定を抑えていること。特に、若い人たちが買いやすいアイテムも揃えることで、幅広い年代の客層を確保していく。ジュエリーのリメイクも需要が多い。古い宝石や記念にもらったイヤリングの片方を失くしたので、残りのほうで指輪を作ったり、古い宝石をパーツにしたアクセサリーなど。今後も広がる分野だ。 桑原さん、かつては大手のジュエリー会社でデザインを任されていた時期もあった。だが、自分のオリジナル・ブランドで制作していきたいと起業に踏み切った。現在、スタッフは工房と店舗に4人ずつ。週に1回はお店に出て、お客さんの動向をみる。顧客リストは3000人を超えた。桑原ジュエリーファンは全国に。来年2月の国際ジュエリー見本市への出品も決まった。その広報用パンフレットに掲載される数社のうちの1社にも選ばれた。厳しい経済状況の中でこそ、デザイナーとしての本領を発揮して、納得のいくものづくりをしていきたいという桑原さんの新たな試みが楽しみだ。 ガラのHP→ http://gallaworks.com/
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