南面の大きな窓いっぱいに由比ヶ浜の海が一望できる喫茶店、「麻心(まごころ)」で、丹羽順子さんとの会話がはずんだ。「ここはわたしの仕事場のひとつなんです。ひとりになれる時間ができて、いろいろなアイデアが浮かんでくる。」
マクロビオテック・ケーキやオーガニック・コーヒー、有機野菜や麻の実入りカレーなどのメニューが並ぶ。なるほど、なるほど。丹羽さんの嗜好がよくわかる。
丹羽さんのブログを見て、メールをしたら、彼女からこんな返信をもらった。
サイトも見て頂いてありがとうございます!
私の場合、実はブログが営業ツールになっていて
一元のクライアントさんも「ブログを見たんですけど」と
言ってアプローチしてきて下さいます。
すごい時代になったもんだ。(笑)
私は起業しているわけではないので(興味はあります)
取材の御要望に答えられるかはかなり疑問ですが
そして、こちらからのRe.Re.メール
わたしはどうしても起業、事業化という視点で見てしまうのですが、
(丹羽さんの場合)これからの”ビジネスモデル”の
ひとつをみているようでした。いや、もうすでに始まっているのかも。
ちょっと時差があったら失礼。
あえて未消化の言い方をすれば、”暮らしの事業化、事業の暮らし化”…
こんな短いやり取りがあった。
自分のお店を開いたり、もの作りとはまた異なった起業もこれからさらに期待したい分野だ。わたしも含めて自営的、フリーランス的にやっている場合に、あえて起業というのもなんですが…、と思ってしまう。が、彼女の場合、わたしと違ってかなりはっきり事業センスが読み取れるところで、進化の度合いが違う。しかも仕事と暮らしや社会と個人、国内・外、大人と子供、女と男等などという位相を軽やかに超えるような彼女のフットワークの良さが魅力的だった。そこに彼女流の社会的な起業力を読み取れるのである。
サステイナビリティ・環境専門家としての仕事のなかみは、環境ジャーナリスト、映像制作、翻訳・イベント・フェスティバル企画制作、司会、エコレンジャー、スローファッション提案、畑の手入れ、自然育児実践中のママ、オーガニックコットンのベビー服支援…
たとえば、3月には「世界水の日」にあわせて、1日20ℓの水で過ごすエコチャレンジを実践した。国連が定めた「飲み水と基本的な衛生状態を保つのに必要な1日の水の量」が20ℓで、日本人の1日平均で使う水の量は320ℓという。
また、「かまわ」と称する鎌倉の若者ゆるやかネットワークなどを広げる地域活性化サロンも開催する。
ロンドンに本部のある環境映像放送局、グリーンTVの国際ネットワーク日本オフィスで映像や字幕制作にも力を入れている。「そういえば、フィリピンのミンドロ島って知っていますか。」といわれて、もちろん、もちろん…海がきれいで、山岳地帯には多くの先住の人たちがいて、とつい夢中になったわたしだが、その山岳地帯の植林を支援するNGOのメディアサポートも最近の新しい仕事だと話してくれた。
いまのところ収入は月20〜30万円。まだまだこれから、と丹羽さん。「わたしの売りですか?ん〜、生活者の目線かな。仕事に結びつけるアイデアも暮らしの中から生まれてきて、暮らしの中で実践することが多いですね。それが回りまわって仕事の注文となっているみたい。」
HP→ http://www.junkoniwa.net
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