マニラE通信23号
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フィリピン暮らしのアイテムその3:Tシャツ&ビーサン |
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四季のないこちらでは、衣替えもなく、年中Tシャツスタイルが基本形になる。それに一重のジャケットかサマーヤーンのカーデガンなどがあれば十分。ふだん着はTシャツに七分丈けパンツ(わたしの場合は、長いパンツの丈を修正したものが多い。)、そしてビーサン。この3点セットが衣服の基本アイテム。これでれっきとしたご当地スタイルなので、観光客や外国人が狙われやすいという場所でも、巷の人々と同化しやすく、安心だ。 このスタイルに階層差があるとすれば、Tシャツがブランド物(もどき、も多いが)、そしてビーサンも“ハビアナスHavaiasnas”を常用してステータスをあげることになる。 そもそも、ブラジルでは1960年代に、日本のZori草履からヒントを得たのが始まりという。素材のゴムに改良を重ねて、履き心地がソフトで長持ちするブランドとして、自国のシェアは95%を占めるようになり、いまは海外進出に力を注ぐようになった。そしてフィリピンは格好のマーケットになりつつあるようだ。
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一方、T シャツはもう言わずもがな、で必須ものである。そういえば、先々月だったか、定年した管理職をねぎらう小さなパーティがあった。現役時代は自他共に認めるベストドレッサーで、職場ではいつも裏地つきのスーツをピッタリ着用していた。フィリピン人の中でも、毎日職場でこのような正装を固持しているのはほかにはあまり見かけなかったが、彼女のいるところ、室温がいつも16度に設定されていて、周囲を震え上がらせていた。そんな彼女が、「もう、こんな気楽な格好でいいのよ」とT シャツスタイルで現れたうえに、そう弁解したのがおもしろかった。やっと、開放されて自他共によかったと思う。 話し変わって。
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