マニラE通信16号 8月30日
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国内で医師の仕事を続けたい
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外科の専門医になって 14 年、ロメル・ロホさん (45 歳 ) は現在、独立した開業医師としてマニラ以外の周辺都市のメディカルセンターなど4ヶ所にオフィスをもっています。
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仕事時間を平均すると 1 日約 1 0時間。手術になると一昼夜に及ぶこともあれば、オフィスでの数時間の仕事の場合も。収入は、患者さんの数しだい、になりますが、月に約 250,000 〜 300,000 ペソ (1 ペソ≒ 2 円 ) 。
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フィリピン保健省の 2000 年統計によると、登録医師数は 9 万 5000 人。ちなみに看護士は 34 万人。いま一番問題になっているのは、医師が看護資格をとって、米国、英国など欧米に職を求めていることです。もしフィリピン国内で医師の仕事をすれば、ロホさんのような成功例は別にして、平均 1 万 6000 〜 4 万ペソ。地方に行けばもっと低い額に甘んじなくてはなりません。しかし、たとえば米国なら、看護士で月額、 3000 〜 4000 ドル、つまり 16 万〜 20 万ペソとなれば、この流れを止めることは相当難しいことになります。しかも、米国だけで 2010 年までに少なくとも 60 万人の看護士不足という試算がでています。英語で引けをとらないフィリピン人としては、日本よりずっと身近な就職市場です。 しかし、ここで当然、ジレンマが生じます。医師にはもっと愛国心が必要であると同省長官は訴えます。すでに医師の 3 割以上が海外に流失し、当然ながら国内、特に地方の“無医村化”を止められない状態。少なくとも、国立大学で学んだ医学生は、国内で数年は医療活動に携わるべき、という議論も出ています。
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